のうき屋コラム

2025.03.28

農機具のハーベスターとは?コンバインとの違いや選び方について

農業の機械化が進む中で、収穫作業を効率的に行うために欠かせないのが「ハーベスター」と「コンバイン」です。どちらも作物を収穫するための機械ですが、それぞれ異なる特徴を持っており、構造・仕組み・用途にも違いがあります。 2つとも多くの農家が使用している代表的な農機ですが、これら農機の違いを明確に説明できる方は意外と少ないのではないでしょうか?どちらの機械を選ぶかが収穫効率に大きく影響を及ぼすこともありますので、違いを正しく理解しておきましょう。 この記事では、農機具のハーベスターとは何なのか、コンバインとの違いや選び方について詳しく解説していきます。 →当サイト中古農機具一覧はこちら [目次] 農機具のハーベスターとは? [ハーベスター]と[コンバイン]の違いについて ハーベスター コンバイン ハーベスターを選ぶ際の留意ポイント 1. 作物の種類に適しているか 2. ハーベスターのパワー 3. 予算と機能のバランス おすすめの最新ハーベスター 1. JD-S700シリーズ 2. CR Revelationシリーズ 3. LEXION 8000シリーズ まとめ   農機具のハーベスターとは? ハーベスターとは、農作物の収穫作業を効率化するための農業機械であり、その名称は「Hervest(収穫)」に由来しています。この農機は、特定の作物の収穫に特化しており、作物の種類や収穫方法に応じてさまざまなタイプが存在します。 例えば、ビートハーベスターは、ビート(テンサイ)の収穫に特化した大型の農機で、畑から熟したビートを効率的に収穫できるように設計されています。また、穀物用ハーベスターは、稲やトウモロコシなどの穀物の収穫に使用され、脱穀や選別の機能を備えています。 ハーベスターには、自走式と牽引式の2種類があります。自走式はエンジンと駆動装置を搭載しており、大規模な農場での使用に適しています。 一方、牽引式はトラクターに牽引させるタイプで、小規模な農場での使用に適しています。 ハーベスターを導入することで、収穫作業の効率化が図られ、農作業の負担軽減や生産性の向上に繋がるでしょう。ただし、機種や用途によっては高額な初期投資が必要となる場合もあるため、農場の規模や作物の種類に応じて適切なハーベスターを選ぶようにしましょう。 →当サイト内で販売中のコンバイン一覧 [ハーベスター]と[コンバイン]の違いについて 農作業において効率化を図ることは、とても大事なことです。「ハーベスター」や「コンバイン」は、収穫作業を支える主要な機械として広く利用されていますが、この2つの農機は、混同されがちです。続いては、2つの違いやそれぞれの特徴について解説します。 ハーベスター ハーベスターとは、特定の作物の「収穫」に特化した農業機械のことです。収穫作業を機械化することで、農家の負担を軽減し、効率を向上させる役割を果たします。ハーベスターにはさまざまな種類があり、それぞれの作物に適した形状や機能を備えています。 例えば、ジャガイモ用のハーベスターは、土の中からジャガイモを掘り起こし、不要な土や茎を取り除きながら回収する仕組みになっています。林業用のハーベスターも存在し、木の伐採から枝払い、玉切り(適切な長さに切る作業)までを行うことができます。 このように、ハーベスターは「収穫」に特化していますが、コンバインのように「刈り取り」から「脱穀」までを同時に行うことはできません。コンバインは一度の作業で収穫を完了できますが、ハーベスターは収穫後に別の工程を経る必要がある場合があります。 日本では、稲作農家がバインダーと組み合わせてハーベスターを使用することが一般的です。 刈り取った稲を脱穀部分へチェーンで送り込ませる必要があるため、手作業が必要になります。 [関連記事]→米農家必見!生産者向けのお米の品種10選 コンバイン コンバインとは、収穫作業における複数の工程を、一度に行うことができる多機能な農業機械のことです。 具体的には「刈り取り」「脱穀」「選別」を一連の流れで行うことができます。そのため、コンバインは「複式収穫機」とも呼ばれています。 コンバインは、特に穀物の収穫において、その効率性を発揮します。日本の稲作に適した自脱型コンバインは、日本の水田環境や稲作に適応するように設計されており、刈り取りから脱穀、選別までを一貫して行うことができます。 コンバインの導入により、収穫作業の大幅な省力化が可能となります。 一台で複数の工程を処理できるため、作業時間の短縮や人件費の削減に寄与します。 また、作業の効率化により収穫時期を逃さず、作物の品質を維持することができるでしょう。...

2025.03.28

農機具のハーベスターとは?コンバインとの違いや選び方について

農業の機械化が進む中で、収穫作業を効率的に行うために欠かせないのが「ハーベスター」と「コンバイン」です。どちらも作物を収穫するための機械ですが、それぞれ異なる特徴を持っており、構造・仕組み・用途にも違いがあります。 2つとも多くの農家が使用している代表的な農機ですが、これら農機の違いを明確に説明できる方は意外と少ないのではないでしょうか?どちらの機械を選ぶかが収穫効率に大きく影響を及ぼすこともありますので、違いを正しく理解しておきましょう。 この記事では、農機具のハーベスターとは何なのか、コンバインとの違いや選び方について詳しく解説していきます。 →当サイト中古農機具一覧はこちら [目次] 農機具のハーベスターとは? [ハーベスター]と[コンバイン]の違いについて ハーベスター コンバイン ハーベスターを選ぶ際の留意ポイント 1. 作物の種類に適しているか 2. ハーベスターのパワー 3. 予算と機能のバランス おすすめの最新ハーベスター 1. JD-S700シリーズ 2. CR Revelationシリーズ 3. LEXION 8000シリーズ まとめ   農機具のハーベスターとは? ハーベスターとは、農作物の収穫作業を効率化するための農業機械であり、その名称は「Hervest(収穫)」に由来しています。この農機は、特定の作物の収穫に特化しており、作物の種類や収穫方法に応じてさまざまなタイプが存在します。 例えば、ビートハーベスターは、ビート(テンサイ)の収穫に特化した大型の農機で、畑から熟したビートを効率的に収穫できるように設計されています。また、穀物用ハーベスターは、稲やトウモロコシなどの穀物の収穫に使用され、脱穀や選別の機能を備えています。 ハーベスターには、自走式と牽引式の2種類があります。自走式はエンジンと駆動装置を搭載しており、大規模な農場での使用に適しています。 一方、牽引式はトラクターに牽引させるタイプで、小規模な農場での使用に適しています。 ハーベスターを導入することで、収穫作業の効率化が図られ、農作業の負担軽減や生産性の向上に繋がるでしょう。ただし、機種や用途によっては高額な初期投資が必要となる場合もあるため、農場の規模や作物の種類に応じて適切なハーベスターを選ぶようにしましょう。 →当サイト内で販売中のコンバイン一覧 [ハーベスター]と[コンバイン]の違いについて 農作業において効率化を図ることは、とても大事なことです。「ハーベスター」や「コンバイン」は、収穫作業を支える主要な機械として広く利用されていますが、この2つの農機は、混同されがちです。続いては、2つの違いやそれぞれの特徴について解説します。 ハーベスター ハーベスターとは、特定の作物の「収穫」に特化した農業機械のことです。収穫作業を機械化することで、農家の負担を軽減し、効率を向上させる役割を果たします。ハーベスターにはさまざまな種類があり、それぞれの作物に適した形状や機能を備えています。 例えば、ジャガイモ用のハーベスターは、土の中からジャガイモを掘り起こし、不要な土や茎を取り除きながら回収する仕組みになっています。林業用のハーベスターも存在し、木の伐採から枝払い、玉切り(適切な長さに切る作業)までを行うことができます。 このように、ハーベスターは「収穫」に特化していますが、コンバインのように「刈り取り」から「脱穀」までを同時に行うことはできません。コンバインは一度の作業で収穫を完了できますが、ハーベスターは収穫後に別の工程を経る必要がある場合があります。 日本では、稲作農家がバインダーと組み合わせてハーベスターを使用することが一般的です。 刈り取った稲を脱穀部分へチェーンで送り込ませる必要があるため、手作業が必要になります。 [関連記事]→米農家必見!生産者向けのお米の品種10選 コンバイン コンバインとは、収穫作業における複数の工程を、一度に行うことができる多機能な農業機械のことです。 具体的には「刈り取り」「脱穀」「選別」を一連の流れで行うことができます。そのため、コンバインは「複式収穫機」とも呼ばれています。 コンバインは、特に穀物の収穫において、その効率性を発揮します。日本の稲作に適した自脱型コンバインは、日本の水田環境や稲作に適応するように設計されており、刈り取りから脱穀、選別までを一貫して行うことができます。 コンバインの導入により、収穫作業の大幅な省力化が可能となります。 一台で複数の工程を処理できるため、作業時間の短縮や人件費の削減に寄与します。 また、作業の効率化により収穫時期を逃さず、作物の品質を維持することができるでしょう。...

2025.03.28

バックホーとユンボ・パワーショベルの違いは?資格・免許についても解説

建設現場や土木工事において欠かせない重機である、バックホー・ユンボ・パワーショベル。よく混同されがちな重機たちですが、実はそれぞれの機械が持つ特徴や役割は異なり、用途によって使い分ける必要があります。 これら重機の違いを理解することで、現場での作業を効率よく進めることができるでしょう。また、これらの重機を操作するには、特定の資格や免許が必要となる場合があります。一体、どんな資格が必要なのでしょうか? この記事では、バックホー・ユンボ・パワーショベルの違いや、必要になる資格・免許などについて詳しく解説していきます。最後まで読むことで、これら重機の違いと、必要な資格についてしっかりと把握することができるはずです。 →当サイト中古農機具一覧はこちら [目次] バックホー・ユンボ・パワーショベルの違い バックホー ユンボ パワーショベル バックホーを運転するために必要な資格や免許は? バックホーの代表的な機種は? 1. コマツ「PC40MR-3」 2. 日立「ZX30U-5B」 3. ヤンマー「VIO20」 4. クボタ「KX038-4e」 まとめ バックホー・ユンボ・パワーショベルの違い 建設現場や土木工事で頻繁に使用される「油圧ショベル」には、バックホー・ユンボ・パワーショベルなど、さまざまな呼び名が存在します。 この呼び名は地域や業界、さらには重機の使用用途によって使い分けれることが多いため、初めて接する方は混乱を招くことも少なくありません。 それぞれの呼び名が指す重機の特徴や背景を理解することで、適切な使用や効率的な作業が可能となるでしょう。以下では、これら重機の違いについて詳しく解説します。 バックホー バックホーは、英語の「Backhoe」に由来し、「Back(後ろ)」と「Hoe(くわ)」を組みわせた言葉です。オペレーターから見て、バケット(掘削部分)が自分の方に引き寄せるように動作することから名付けられました。 バックホーはこの動作から、地表面よりも下の土を掘削する作業に適しています。日本においては、行政文書や土木・建設業界での正式な名称として「バックホウ」や「ドラグショベル」とも呼ばれているようです。 一般的な油圧ショベルの多くは、このバックホーの形式を採用しており、道路工事や建物の基礎工事など、さまざまな現場で活躍しています。その汎用性の高さから、建設業界では欠かせない存在となっています。 ユンボ ユンボという呼び名は、もともとフランスの建設機械メーカーであるシカム社(SICAM)の製品名に由来します。日本では、シカム社と技術提携を行った新三菱重工(現・三菱重工業)が、1961年に油圧ショベル「Y35」を「ユンボ」の愛称で発売しました。この製品が高い評価を受けたことで、「ユンボ」という名称が日本国内で油圧ショベルを指す呼称として広まりました。 現在では、建機レンタル企業「レンタルのニッケン」の登録商標となっていますが、地域や業界によっては「ユンボ」が油圧ショベルの代名詞として親しまれており、その呼び名は多くの人々に浸透しています。 パワーショベル パワーショベルは、もともとコマツ(小松製作所)が自社の油圧ショベルに付けた商品名です。しかし、その名称が一般にも広く浸透し、現在では油圧ショベルを指す呼称として使用されています。 特徴としては、バケットがオペレーターから見て外向きに取り付けられたタイプの油圧ショベルを指す場合に「パワーショベル」という名称が用いられることが多いです。このパワーショベルは、車体より上部の土砂や資材の掘削・積み込み作業に適しており、大規模な土木工事や鉱山作業などで活躍しています。 一方で、一般的な油圧ショベルは、バックホー形式が主流であるため、現場で「パワーショベル」という名称が使われる際には、その仕様や用途に注意が必要です。 [おすすめ記事]→農機具用バッテリーと自動車用バッテリーの違いは? バックホーを運転するために必要な資格や免許は? バックホーを運転するには、機体の重量や公道での走行の有無に応じて、適切な免許や資格を取得する必要があります。 まず、公道を走行する際には、車両の総重量と最大積載量に応じた自動車運転免許が必要です。運転するバックホーが、車両総重量3.5トン未満、最大積載量2.0トン未満の場合は「普通自動車免許」が必要となります。 ただし、クローラ式のバックホーは公道を走行できないため、ホイール式のバックホーを運転する際にのみ該当します。 次に、機体重量が3トン未満のバックホーを操作する場合は「小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育」を修了する必要があります。この特別教育は、学科7時間と実技6時間の計13時間で構成されており、費用は約2万円です。 機体重量が3トン以上のバックホーを操作する場合は、「車両系建設機械運転技能講習」を修了し、試験に合格する必要があります。この講習は、学科13時間と実技25時間の計38時間で構成されており、費用は約5万円です。 [合わせて読みたい記事]→電動チェンソーの使用は資格は必要?取得は難しい? バックホーの代表的な機種は? バックホーは、建設現場で土砂の掘削や積み込みなどに使用される、作業に欠かせない重機です。各メーカーから多様な機種が提供されていますが、その中でも特に注目される代表的なモデルをご紹介します。 1. コマツ「PC40MR-3」 コマツの「PC40MR-3」は、建設業界でシェア率1位を誇る人気機種です。4トンクラスのミニ油圧ショベルで、狭い現場でも高い作業効率を発揮する後方小旋回機能が特徴です。最新の環境基準に適合したエンジンを搭載し、燃費性能と排出ガスの低減を実現しています。 操作性と快適性を追求したキャブデザインや、メンテナンス性の向上を図った設計も施されており、耐久性の高い構造と先進の油圧システムにより、多様な作業に対応可能です。 2....

2025.02.28

グレンコンテナの耐用年数と減価償却の関係!買い替え時期はいつ?

農業現場において、穀類の保管や輸送に欠かせないグレンコンテナは、農作業の効率に大きく関係する農機具です。しかし、長年使用していると劣化が進み、買い替えが必要になるタイミングがやってきます。 グレンコンテナは、「耐用年数」と「減価償却の関係」を理解することで、買い替えのタイミングを見極めることができます。 この記事では、グレンコンテナの耐用年数はどれくらいなのか、減価償却の関係について詳しく解説すると共に、具体的な買い替え時期の目安についてもご紹介していきます。 本記事を読み進めることで、グレンコンテナの管理や買い替えの判断に役立ちますので、ぜひ最後まで読んでみてください。 →当サイト中古農機具一覧はこちら [目次] グレンコンテナの耐用年数はどれくらい? グレンコンテナは減価償却できるのか? グレンコンテナの買い替え時期はいつ? グレンコンテナの寿命を長持ちさせるためには? 1. 定期的なメンテナンス 2. 使用方法を守る 3. 適切な場所に保管する まとめ グレンコンテナの耐用年数はどれくらい? 収穫した穀類を効率的に運搬・保管するために、農業現場では欠かせない存在のグレンコンテナ。その耐用年数はどのくらいなのでしょうか? グレンコンテナは、種類や使用状況によって耐用年数が異なり、適切な管理を行うことで長く使用することができます。 一般的に、金属製のグレンコンテナは耐久性が高く、適切なメンテナンスを行うことで長期間の使用が可能です。耐用年数は7~10年程度と定められています。 樹脂製のグレンコンテナは、金属製よりも軽量で扱いやすいのが特徴です。耐用年数は5~7年程度と定められています。 耐用年数は、使用環境やメンテナンスの頻度、保管状況などに大きく変動します。例えば、塩害の多い地域や湿度の高い環境で使用される場合、錆びや腐食が進行しやすく、耐用年数が短くなる可能性があるでしょう。そのため、定期的な点検や適切なメンテナンスが不可欠です。 また、グレンコンテナの使用頻度や積載する穀物の種類、重量なども耐用年数に影響を与えます。過度な負荷や不適切な使用は、コンテナの劣化を早める原因となるので、メーカーの指示に従った正しい使用方法を守ることが大切です。 [関連記事]→農業用運搬車とは?メーカーの紹介や正しい選び方と耐用年数 グレンコンテナは減価償却できるのか? 結論から言うと、グレンコンテナは減価償却の対象となります。 減価償却とは、建物・車両・機械などの固定資産を購入した際に、一括で経費計上するのではなく、耐用年数に応じて徐々に資産価値を減少させていくことです。グレンコンテナは高額であり、固定資産となるため、減価償却の対象となります。 グレンコンテナの減価償却方法は、「定額法」または「定率法」を選ぶことができます。定額法は、毎年同じ金額を減価償却費として計上する方法です。定額法のメリットは、初期費用が抑えられることです。 一方の定率法は、毎年一定の割合で減価償却費を計上する方法です。定率法のメリットは、初年度の節税効果が高く、費用が年々減少していくことです。 減価償却費を計算するためには、グレンコンテナの耐用年数を知る必要があります。耐用年数7年の金属製グレンコンテナを100万円で購入した場合、定額法で減価償却費を計算すると、年間減価償却費は100万円÷7年=14.3万円となります。 つまり、毎年約14.3万円を減価償却費として計上することができます。 [こちらもおすすめ]→手作業用の農具から大型機械まで、農業にかかわる道具一覧 グレンコンテナの買い替え時期はいつ? グレンコンテナの買い替え時期を判断する際は、耐用年数と減価償却の関係を理解することが大切になります。耐用年数とは、資産が使用可能とされる「期間」の目安であり、減価償却はその「期間」にわたって、資産の取得費用を経費として計上する会計処理のことです。 グレンコンテナは減価償却の期間が終了した(耐用年数が過ぎた)からといって、正常に使用できているのであれば、すぐに買い替える必要はないでしょう。しかし、減価償却の期間が終了すると価値がほぼゼロになるため、買い替えのタイミングとしては一つの目安となります。 もう一つの目安は、グレンコンテナの劣化状況です。錆び・腐食・変形・安全性などの要素を総合的に判断して、劣化が酷い場合は買い替えを検討しましょう。 これらのことから、劣化状況が酷く、減価償却期間も終了しているグレンコンテナは、新しく買い替える時期だと言えます。 [こちらもおすすめ]→スマート農業って?メリット・デメリットと今後の課題 グレンコンテナの寿命を長持ちさせるためには? 農業現場で欠かせないグレンコンテナ。できる限り長く使い続けるためには以下の方法を実践する必要があります。ここでは、グレンコンテナの寿命を長持ちさせる方法を3つご紹介します。 1. 定期的なメンテナンス グレンコンテナに限った話ではありませんが、長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。使用後は必ず清掃し、乾燥させて保管しましょう。 特に、穀物や肥料などの残留物は腐食の原因となるため、丁寧に取り除くようにしましょう。 また、定期的に点検を行い、破損箇所があれば早めに修理しましょう。金属製のグレンコンテナの場合は、サビを防ぐために定期的な塗装も大切でしょう。 2. 使用方法を守る グレンコンテナの寿命を延ばすためには、使用方法を守る必要があります。 適切な積載量を守り、過積載を避けましょう。過積載は構造的な負担が増加し、コンテナの破損や変形の原因となります。また、積み下ろしの際には諸劇を与えないように慎重に取り扱う必要もあるでしょう。...

2025.02.19

農薬散布機とは?噴霧器とは何が違う?選び方や気をつけること

農業において、作物を守るための重要な役割を果たす道具の一つが「農薬散布機」です。農薬散布機は農薬を散布して害虫を防ぐための農具ですが、この農具を深く理解するためには、いくつかの関連する機器についても知る必要があります。 関連する機器の一つが「噴霧器」です。散布機と同じように感じますが、その機能や使用目的には明確な違いがあります。これらの道具は、単なる薬剤の散布にとどまらず、使用方法や選び方によって作物の健康や収穫に大きな影響を与えます。 この記事では、農薬散布機とは具体的に何なのか、噴霧器とは何が違うのかを詳しく解説していきます。また、農薬散布機を選ぶ際に注意すべきことなどもご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。 →当サイト中古農機具一覧はこちら [目次] 農薬散布機とは? 農薬散布機の種類 背負い式散布機 牽引式散布機 ドローン散布機 農薬散布機と噴霧器、何が違う? 1. 散布する物質の状態 2. 散布方法 3. メンテナンス方法 農薬散布機の選び方や気をつける事について 1. 散布面積に適しているか 2. 搭載機能と安全性 3. 予算やアフターサービス まとめ 農薬散布機とは? 農薬散布機とは、農薬や肥料などの薬剤を均一かつ効率的に散布するための農業機械です。害虫や雑草の防除、作物の育成促進など、さまざまな目的で使用されます。 農薬散布機には様々な種類があり、農地の規模によって適切な散布機が選ばれています。 農薬散布機の種類 背負い式散布機 小規模な農地や果樹園で使用されています。軽量なため背中に背負って使用します。 牽引式散布機 ティラーや管理機などの牽引機で散布作業を行う散布機です。中規模農地向けの機器であり、高い作業効率を誇ります。 ドローン散布機 近年、ドローンを活用した空中散布が注目されています。これにより、広大な農地であっても効率的な散布が可能となります。 農薬散布機を使用することで、手作業に比べて大幅に時間短縮され広範囲の散布が可能です。また、機器の設定によっては農薬を均等に散布でき、効果的な防除が期待できます。 さらに、均等に散布されることで、農薬の過剰使用を防ぎ、作物や環境への影響を最小限に抑えることができます。 [関連記事]→ドローン農薬散布5つのデメリット!圃場の救世主が示す未来とは? 農薬散布機と噴霧器、何が違う? 農薬や肥料を散布する際に使用される機器として「散布機」と「噴射機」があります。これらは似たような目的で使用されますが、明確な違いがあります。 1. 散布する物質の状態 ・散布機 散布機とは、主に粉状や粒状の農薬や肥料を散布するための機器です。物質は固体であり、均一かつ広範囲に散布することが可能です。 ・噴霧器 噴霧器とは、主に液体状の薬剤を霧状にして散布するための機器です。液体を微細な粒子として、均一かつ広範囲に散布することが可能です。 2. 散布方法 ・散布機 手動式・動力式があり、背負って使用するタイプや、ティラーや管理機に取り付けて使用するタイプなどがあります。散布する物質を均一に撒くための回転ディスクやスプレッダーが搭載されています。...

2025.01.31

農機具用バッテリーと自動車用バッテリーの違いは?寿命はどれくらい?

農作業の効率化に欠かせない農機具や、日常生活を便利にする自動車。どちらもバッテリーが重要な役割を担っていることは間違いありません。 しかし、農機具用バッテリーと自動車用バッテリー、それぞれの違いや特徴を正確に理解している方は意外と少ないのではないでしょうか?使用する環境や求められる性能が異なる中で、どのような違いがあり寿命にどれほどの差があるのでしょうか。 この記事では、農機具用バッテリーと自動車用バッテリーの違いや特徴、長持ちさせるためのポイントなどを詳しく解説していきます。 →当サイト中古農機具一覧はこちら [目次] 農機具用バッテリーと自動車用バッテリーの違いについて 農機具用バッテリー 寿命はどれくらい? 自動車用バッテリー 寿命はどれくらい? バッテリーを長持ちさせるためには? 1. 定期的なエンジンの始動と充電 2. バッテリー液量をチェックする 3. 端子部分の清掃 農機具用バッテリーの保管方法は? 1. バッテリーの端子を外して保管する 2. 保管場所を選ぶ 3. 定期的に点検する まとめ 農機具用バッテリーと自動車用バッテリーの違いについて 農機具用バッテリーと自動車用バッテリーは、使用環境や求められる性能が異なるため、設計に違いがあります。以下に、それぞれの違いと特徴、また、寿命ほどれくらい持つのか解説していきます。 農機具用バッテリー 農機具用バッテリーは、農業機械特有の使用環境を考慮した設計がされています。まず、農機具は季節によって長期間使用されないことがあります。そのため、長期間放置された場合でも性能を維持できる自己放電の少ない設計が求められます。また、強い振動や衝撃にさらされることが多いため、バッテリー内部の電極や端子が振動によって破損しないように、頑丈な構造である必要があります。具体的には、極版群を樹脂で固定する特殊構造を採用し、振動による内部損傷を防ぐ設計が施されています。 さらに、トラクターやコンバインなどの大型農機具は、エンジン始動時に大きな電力を必要とするため、瞬時に大きな電力を供給できる能力が求められます。加えて、農作業や早朝や夜間に及ぶこともあるため、安定して始動することが重要です。 これらのことから農機具用バッテリーは自己放電が少なく、耐久性に優れた設計となっています。 -寿命はどれくらい? 農機具用バッテリーの寿命は、一般的に2~3年程度とされています。農機具は季節的に使用されることが多く、長期間使用しない期間があります。この間に適切なメンテナンスが行われないと、放電や液不足によって寿命が短くなる可能性があります。メンテナンス状況にもよりますが、購入から2年以上経過すると不具合が出始めるバッテリーも多いため、この寿命を目安に交換することをおすすめします。 自動車用バッテリー 自動車用バッテリーは、毎日のように使用されることを想定しているため、頻繁な充放電に耐えられる設計になっています。エンジンの始動だけでなく、エアコンやヘッドライトなど、様々な電子機器への電力供給も担っています。そのため安定した電力供給能力と頻繁なエンジン始動に耐える耐久性が必要です。近年では、アイドリングストップ機能搭載者が増加しており、バッテリーはより頻繁な充放電への対応が求められています。 また、自動車は主に舗装された道路での使用を前提としており、農機具ほど強い振動や衝撃を受けることは少ないです。そのため、耐振動性能に関しては農機具用バッテリーほどの強化は施されていません。 このように自動車バッテリーは、舗装道路で日常的な使用に適した電力供給と、頻繁なエンジン始動に対応する性能が重視されています。 -寿命はどれくらい? 自動車用のバッテリーの寿命も、一般的に2~3年程度とされています。これは、日常的な使用や走行距離・気候条件・電子機器の数など、さまざまな要因によって影響を受けます。特に、アイドリングストップ機能を搭載した車両では、頻繁なエンジンの始動と停止がバッテリーに負担をかけるため、寿命が短くなる傾向があります。また、寒冷地では低音による影響でバッテリーが劣化し、寿命が短くなることもあります。 →中古農機具販売は「のうき屋」 バッテリーを長持ちさせるためには? バッテリーの寿命を延ばすためには、以下の点に注意して適切なメンテナンスを行うことが大切です。 1. 定期的なエンジンの始動と充電 農機具は長期間使用しない期間があります。この期間、バッテリーは少量ながら自己放電を起こすため、少しづつ劣化する可能性があります。対策として、使用していない期間でも定期的にエンジンを始動し、約30分程度アイドリング(エンジンをかけたままにしておく状態)させてバッテリーを充電することが推奨されています。 2. バッテリー液量をチェックする バッテリー内部にある電解液は使用するとともに減少していきます。定期的に液量を確認し、適切な量を維持することが大切です。液量が不足している場合は、バッテリー液を補充して不足の無いように注意しましょう。 3. 端子部分の清掃...

2025.01.31

電動チェンソーの使用は資格は必要?取得は難しい?

庭木の手入れやDIY作業など、様々な場面で活躍する電動チェンソー。プロの現場だけでなく、一般家庭でも広く使われるようになり、ホームセンターなどで手軽に購入できるようになりました。 便利な道具ですが、使い方を誤ると大きな事故につながる危険性もあります。そこで気になるのが「電動チェンソーを使うには資格が必要なのか?」ということです。もし資格が必要なのだとしたら、取得の難しさや手続きの方法などが気になるところですよね。 この記事では、電動チェンソーの使用に資格は必要なのか詳しく解説していきます。最後まで読むことで、あなたの疑問が晴れるはずです。 →当サイト中古農機具一覧はこちら [目次] 電動チェンソーの使用は資格は必要? 資格が必要な場合とは 資格が不要な場合とは チェンソーの資格取得には何日かかる?難しい? 受講時間 難易度は? チェンソーに関するよくある質問 チェンソーの資格の正式名称は? チェンソーの講習の費用はいくらくらい? チェンソーの講習の受講資格は? まとめ 電動チェンソーの使用は資格は必要? 電動チェンソーの使用には資格が必要なのでしょうか?電動チェンソーを使用する際は、大きな事故につながる危険が伴うため、正しい知識と技術を身につけて安全に作業を行う必要があります。 電動チェンソーの使用において資格は、必要な場合と不要な場合があるのです。どのような場合に資格が必要で、どのような場合は不要なのでしょうか?以下では、資格が必要な場合と不要な場合について詳しく解説しています。 資格が必要な場合とは 電動チェンソーの使用において資格が必要なのは、「業務として使用する場合」です。チェンソーを業務内で使用する場合は、労働安全衛生法に基づいて「特別教育」の受講が義務付けられています。 これは、林業や建設業、造園業など、仕事でチェンソーを使用する全ての場合に適用されるため、森林伐採作業・木材加工・建設現場での木材切断・庭木の剪定作業などを業務として行う場合は、必ず特別教育を受講しなければいけません。この特別教育では、伐木等作業やチェンソーに関する知識、点検方法など、チェンソーを安全に使用するために必要な知識と技術を学びます。 特別教育を受けていない状態で業務としてチェンソーを使用した場合、6ヶ月以下の懲役または50万円以下の罰金が課せられます。安全に作業をするためにも、業務でチェンソーを使用する場合は、必ず特別教育を受講しましょう。 資格が不要な場合とは 一方で、電動チェンソーの使用において資格が不要なのは、「個人的な目的で使用する場合」です。趣味のDIYや家庭の庭木の手入れ、キャンプで使うための薪割りなど、個人的な目的でチェンソーを使用する場合は、特別教育を受講する必要がありません。 ただし、資格が不要だからといって、安全に配慮する必要がないわけではありません。チェンソーは非常に危険な工具であり、使い方を間違えると重大な事故につながる可能性があります。そのため、使用前に取扱説明書をよく読み、適切な防護具(ヘルメット・保護メガネ・手袋・防護服など)を着用することが重要です。 また、定期的にメンテナンスを行い、常に安全な状態で使用するよう心がけましょう。 [関連記事]→手作業用の農具から大型機械まで、農業にかかわる道具一覧 チェンソーの資格取得には何日かかる?難しい? チェンソーを業務で使用する場合は、労働安全衛生法に基づく「特別教育」の受講が義務付けられています。この特別授業の期間や難易度はどれくらいなのでしょうか? 受講時間 特別教育の一般的な受講時間は、学科(座学)と実技を合わせて合計18時間とされています。具体的な内訳は以下の通りです。 [学科講習(9時間)]・伐木等作業に関する知識:4時間・チェンソーに関する知識:2時間・振動障害およびその予防に関する知識:2時間・関係法令:1時間 [実技講習(9時間)]・伐木等の方法:5時間・チェンソーの操作:2時間・チェンソーの点検および整備:2時間 これらの講習は、通常2~3日にわたって実施されます。ただし、改正前の2020年8月1日以前に特別授業(大径伐木等)を修了している場合は、一部の科目が免除される、免除コースが用意されています。 難易度は? 特別教育は、チェンソーを安全に扱うための基礎知識と技術を習得することを目的としています。そのため、内容は実務に直結したものであり、特別な学力や高度な技術を要するものではありません。講習は専門の講師によって丁寧に指導されるため、初めてチェンソーを扱う方でも理解しやすい内容となっています。 [おすすめ記事]→農業新規参入!脱サラ農業への道のり チェンソーに関するよくある質問 業務内でチェンソーを使用する際に受講が必要となる「特別教育」に関するよくある質問「特別教育の正式名称」「受講にかかる費用」「受講にあたっての資格」この3つについて解説していきます。 チェンソーの資格の正式名称は? 業務でチェンソーを使用する際に必要な資格の正式名称は、「伐木等の業務に係る特別教育」になります。これは、労働安全衛生法に基づき、チェンソーを用いた伐木作業などの業務に携わる人が受講しなければいけません。この特別教育を修了することで、安全にチェンソーを操作するための知識と技術を習得したと認められ、業務で使用することが可能になります。 チェンソーの講習の費用はいくらくらい? 特別教育の講習費用は、実施機関や地域、コース内容によって異なりますが、一般的な相場は15,000円~25,000円程度です。この費用には、受講料・テキスト代・実技で使用する機材のレンタル代・修了証の発行料金などが含まれていることが多いです。特別教育の受講方法は、講習機関で受講・自社内で受講・web受講(学科講習のみ)、の3種類あります。費用を抑えたい場合は、事前に比較検討することをお勧めします。 チェンソーの講習の受講資格は? 「伐木等の業務に係る特別教育」を受講するために必要な資格はありません。性別や年齢に関係なく、チェンソーを安全に使用するための知識と技術を身につけたい方は、誰でも受講することが可能です。ただし、講習には実技も含まれているため、体力や健康状態に不安がある場合は注意が必要です。 まとめ 今回は、電動チェンソーの使用に資格は必要なのか解説してきました。 電動チェンソーを使用する際に資格が必要かどうかは、業務で使用するか個人で使用するかで異なります。業務で使用する場合は、特別教育の受講が義務付けられています。一方でDIYや庭の手入れなど、個人的な目的で使用する場合は、受講は必要ありません。しかし、安全への配慮は怠らないように注意しましょう。 特別教育の受講時間は学科・実技合わせて18時間で、2~3日かけて行われます。ただし、2020年8月1日以前に大径伐木等を修了している方は、一部の科目が免除されるコースがあります。...

2024.12.27

農業機械のコンバインとは?自脱型・汎用型・普通型の違いについて

稲や麦などの穀物を収穫する際に欠かせない農機具である「コンバイン」は、農作業の効率化に大きく貢献している機械です。しかし、これから農業を始めようとしている方は「コンバインは農作業に欠かせない」と言われても、具体的に何ができる機械で、どう便利なのかよくわからない方も多いと思います。また、コンバインには「自脱型」「汎用型」「普通型」という種類があり、収穫する作物や環境によって種類が異なります。それぞれに特徴や適した場面があり、選び方を間違えると作業効率や作物の質に影響を与えてしまう可能性もあります。これら種類の違いを理解することで、あなたの農作業に最適なコンバインは何なのか知ることができるでしょう。この記事では、農業において重要な役割を担うコンバインとは何なのか、自脱型・汎用型・普通型の種類ごとの違いなどを徹底的に解説していきます。中古農機具やコンバインの導入を検討している方や、農業に興味がある方などに役立つ情報が満載ですので、ぜひ最後まで読んでみてください。 →当サイトの中古コンバイン製品一覧はこちら [目次] 農業機械のコンバインとは? コンバインの自脱型・汎用型・普通型それぞれの違いは? 自脱型コンバインとは 汎用型コンバインとは 普通型コンバインとは コンバインの構造はどうなってる? 1. 刈取部 2. 搬送部 3. 脱穀部 4. 穀粒処理部 5. 排藁処理部 コンバインを販売している大手メーカーのご紹介 井関農機(イセキ) クボタ 三菱マヒンドラ農機 ヤンマー コンバインを選ぶ際の注意点について まとめ   農業機械のコンバインとは?   コンバインとは、農作業の効率化を目的に、収穫・脱穀・選別の3つの機能を一体化した農業機械です。その名称は「Combine」(組み合わせる)に由来しており、刈取機と脱穀機を組み合わせた構造になっています。刈り取った穀物を瞬時に脱穀し、穀粒と茎や葉などの不要物を分離して、きれいな穀粒だけを選別する、という作業を連続して行うことができます。コンバインが導入される以前は、これらの作業を全て手作業で行なっており、膨大な時間と労力を要していました。刈り取りには鎌を使い、脱穀には千歯扱きや唐箕という専用の道具が使われていましたが、コンバインの導入により、農作業にかかる時間は大幅に短縮され、生産性向上に大きく貢献しました。日本にコンバインが導入されたのは、1950年代後半のことです。欧米から大型のコンバインが輸入されましたが、当時の日本の水田は小さく足場も悪いため、うまく作業ができず、穀粒をたくさん無駄にしてしまう問題がありました。そこで、日本の農家のために、日本独自のコンバインが開発されることになりました。それが後に解説する「自脱型コンバイン」になります。このコンバインによって、小さい水田でも作業がしやすくなり、穀粒の損失も減らすことに成功しました。 コンバインの自脱型・汎用型・普通型それぞれの違いは?   コンバインは農作物の収穫に欠かせない機械であり、その種類によって収穫できる作物が異なります。主に「自脱型」「汎用型」「普通型」の3種類が存在し、それぞれ以下のような違いがあります。 ・自脱型コンバイン 稲や麦など穀物の収穫に特化している。刈り取った穂先だけを脱穀・選別する機能を持つ。日本の水田に適している。 ・汎用型コンバイン 複数の作物に対応可能。刈取部を交換することで大豆やトウモロコシなどの収穫もできる。 ・普通型コンバイン 刈り取った作物全体を脱穀部に送り、作物だけを回収する。大型のため、日本の水田には不向き。 自脱型コンバインとは 自脱型コンバインは、収穫・脱穀・選別の作業を一台で行うことができ、主に稲や麦といった穀物の収穫に特化しています。自脱型コンバインの特徴は、刈り取った作物の穂先だけを脱穀部に取り込み、脱穀・選別を行うことです。茎は刈り株として残され、後に田んぼの肥料、あるいは家畜の飼料や堆肥として再利用されます。自脱型コンバインは、日本の小さな水田でも作業しやすいように、小型で軽量な機種が多いです。また、穂先だけを取り込むので穀粒をあまり傷つけることなく選別ができ、高品質の収穫が可能になります。しかし、大型の普通型コンバインと比較すると、一度に収穫できる量は少ないため大規模な畑作には不向きと言えます。また、刈取機と脱穀機を君合わせた構造は複雑なため、定期的な点検や部品交換が必要になり、メンテナンス費用が高額になる傾向にあります。日本の農業環境に合わせて独自で開発された自脱型コンバインは、日本の稲作や麦作を支える重要な役割を担っており、必要不可欠な農機具と言えるでしょう。 [関連記事]→米農家必見!生産者向けのお米の品種10選 汎用型コンバインとは 汎用型コンバインは、その名の通りさまざまな作物の収穫に対応できるように設計されたコンバインです。刈取部を交換することで、稲や麦だけでなく、大豆・とうもろこしなど、さまざまな作物を収穫できます。 このため、複数の作物を育てている農家は一台の汎用型コンバインで済むため、非常に経済的な選択肢となります。しかし、汎用型コンバインは特定の作物に特化した自脱型や普通型などに比べると、それぞれの作物に対する収穫効率は若干劣る場合があります。また、刈取部を交換する手間や、それぞれの作物に合わせた調整が必要となるため、作業の手間が増えるという側面もあります。 普通型コンバインとは 普通型コンバインは、刈り取った作物全体を脱穀部に取り込み、脱穀・選別を行う方式です。主に欧米などの大規模農場で、麦や大豆、トウモロコシなどの収穫に用いられています。一度に大量の作物を収穫できるため、広大な農地での作業を効率的に行うことができ、最近ではGPSや無人自動運転など最新技術が搭載された機種も登場しており、作業効率はさらに向上しています。 また、自脱型コンバインとは異なり構造がシンプルなため、メンテナンスが行いやすく、耐久性も高いです。しかし、普通型コンバインは大型で重量もあるため、日本の小さな水田での運転は向いていません。また、選別機能が自脱型ほど優秀ではないため、穀粒を無駄にしてしまいやすいです。さらに、刈り取った作物を全て取り込むため、茎や藁が細かく砕けてしまい、再利用が難しいというデメリットもあります。これらのことから大規模な畑作を行う農家にとって、普通型コンバインは大幅に作業効率が上がるため、大きなメリットをもたらしていると言えます。 コンバインの構造はどうなってる?  ...

2024.12.27

農業用運搬車とは?メーカーの紹介や正しい選び方と耐用年数について

農作業において、収穫物や作業道具の運搬は欠かせない作業です。そこで活躍するのが「農業用運搬車」で、名前の通り農作業における様々な物の運搬を効率的に行うための機械になります。収穫した野菜を畑から運ぶ場合は、色々な野菜を運搬できる野菜作業機や、小型のクローラータイプ、あるいは大型のクローラータイプなど、様々な選択肢が考えられます。また、山などの傾斜地では、安定して走行できる性能を持つ運搬車が必要となるでしょう。 しかし、運搬車には種類や機能がたくさんあるため、どれを選べば良いのか迷ってしまう方も多いと思います。また、販売しているメーカーごとに特徴や強みが異なるため、自分の作業環境に最適な一台を見つけるのは、そう簡単ではありません。 そこでこの記事では、農業用運搬車とは一体どのような機械なのか、人気メーカーごとの特徴などを詳しく解説していきます。さらに、失敗しない農業用運搬車の正しい選び方や、耐用年数なども解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。 →当サイトの(中古)農業用運搬車はこちら [目次] 農業用運搬車とは? クローラータイプ ホイールタイプ 手押し式 乗用式 農業用運搬車を販売している人気メーカー5社 クボタ ヤンマー 筑水キャニコム アテックス 共立(やまびこ) 農業用運搬車の選び方や注意点について 積載量で選ぶ 種類で選ぶ エンジンで選ぶ 機械の転倒、転落 過積載をしない 農業用運搬車の耐用年数について 農業用運搬車を長く使用するためのポイント 1. 定期的なメンテナンスを行う 2. 防錆び処理をする 3. 適切な場所に保管する まとめ   農業用運搬車とは?   農業用運搬車は、収穫物や作業道具などを荷台に載せて運搬できる機械です。 農業用運搬車を使うことで、収穫した作物を一度で大量に畑から運び出せたり、肥料や農薬を必要な場所に運べたり、重たい農機具を移動させたりと、力や移動を頻繁に必要とする農作業を効率的に進めることができます。 一般的には「動力運搬車」や「クローラー運搬車」とも呼ばれており、エンジンを搭載しており自力で動くので、重たい荷物も楽に運搬できます。 運搬車には色々な種類がありますが、大きく分けると「クローラータイプ」と「ホイールタイプ」の2種類になり、クローラータイプはさらに「手押し式」と「乗用式」に分かれます。 クローラータイプ キャタピラで動くタイプです。ぬかるんだ畑や傾斜地など足場の悪い場所でも安定した走行が可能です。 ホイールタイプ タイヤで動くタイプです。小型特殊自動車に分類されて、公道を走れるモデルもあります。 手押し式 手で押して歩きながら操作するタイプです。小回りが利くので、狭い場所やビニールハウスの中での作業に適しています。 乗用式 座って運転するタイプです。一度にたくさんの荷物を運んだり、重いものを運ぶのに適しています。 →手作業用の農具から大型機械まで、農業にかかわる道具一覧 農業用運搬車を販売している人気メーカー5社   農作業の効率化に欠かせない、農業用運搬車は数多くのメーカーが様々な機種を開発しています。ここでは、特に人気の5社「クボタ」「ヤンマー」「筑水キャニコム」「アテックス」「共立(やまびこ)」の特徴を詳しく解説します。...

2024.10.10

【場所別】草刈機の効率的な作業と草刈り作業の最適な時期

草刈り作業は重労働で作業をなるべく減らしたいものです。また、草刈り作業の時期といっても場所や目的が違うのでそれに合わせた作業が必要になります。 ここでは、主な作業場所ごとに草を刈る目的と最適な時期、そして刈った草の処理(集草作業)についてもご紹介します。 →乗用草刈り機のおすすめは?主要メーカーや特徴 [目次] 果樹園 草刈り時期 集草作業 公園 草刈り時期 集草作業 工場 草刈り時期 集草作業 休耕田 草刈り時期 集草作業 あぜ道 草刈り時期 集草作業 河川敷 草刈り時期 集草作業 空き地 草刈り時期 集草作業 太陽光発電所 草刈り時期 集草作業 庭 草刈り時期 集草作業 まとめ   1. 果樹園 果樹園で草刈りをする目的は、害虫の発生を抑える、栄養や水を果樹と競合し果樹の成長を阻害の防止する、果樹園で栽培作業をしやすくする、景観をよくすることです。 以前は刈り取り作業の回数を少なくする目的で地際刈りをして根まで刈り取ってしまう刈り方がありました。しかし、最近では地際刈をしても作業回数は変わらず刈刃が痛む、地面が高温になる、益虫の住処がなくなる、石飛びが発生しやすくなるなどのデメリットが指摘されるようになり草生栽培に移行してきています。 ■草刈り時期 草刈りの時期は、草丈が50cmくらいになったら刈り時です。伸ばせば作業回数は少なくなりますが、草刈り作業の目的が達成できなくなったり草が固くなり1回の作業時間が長くなったりします。 時期を特定するのは難しいですが、草の成長が著しくなる梅雨の後の6月~9月、成長が鈍化する9月~10月、成長が止まる11月~12月に行います。最近は、充電作業も必要としないロボット草刈り機が普及して草刈り作業は人手をあまり必要としなくなりました。 ロボット草刈り機は、長い草を刈るのが困難なので伸びる前に頻繁に作業します。頻繁に作業をするため草丈が一定に保たれ景観も良い状態が持続します。 ■集草作業 基本的には、刈り取った草は集草せずにそのまま肥料として放置します。   2. 公園 遊び場の確保と景観の維持が目的です。雑草が伸びると害虫や害獣が住み着いたり潜んだりします。また草の伸びた公園へは立ち入りもしたくなくなり公園としての機能が阻害されます。このため伸びた草は厳禁です。 ■草刈り時期 草が長くならないうちに刈り取りますので定期的な刈り取りではなく、草の伸び具合を確認して刈り取り時期を決めます。公園は一般人の出入りが自由で小さなお子様から高齢者まで幅広く周囲の状況に配慮して行います。特に石飛に注意が必要です。 ■集草作業...

2024.09.18

【完全ガイド】アテックス乗用草刈機「刈馬王」の型式・価格一覧

(株)アテックスは農業用運搬車などの製造会社でしたが、2005年に果樹園向けとして乗用草刈機「刈馬王」の販売をはじめました。 草刈り機メーカーとしては後発になりますが、業界で初めてサスペンションを搭載したり、枝フォークをオプション化したりと新機能開発に意欲的な会社です。 本記事では、アテックス製乗用草刈機「刈馬王」について詳しく紹介します。 その歴史や主要なモデル、特徴に加え新車や中古車の価格情報、買取り価格、他社製品との比較など、幅広い視点から「刈馬王」を検証していきます。 草刈機に関心のある方、乗用草刈機の購入を検討している方に向けて、「刈馬王」の魅力を伝えるとともに、選び方や購入時のポイントを解説します。 (注1:記事中のエンジン出力はグロス表示です。)(注2:販売開始、終了年は明確な資料がなくある程度推測に基づいています。) →乗用草刈り機のおすすめは?主要メーカーや特徴 [目次] アテックス乗用草刈り機の生産型式 2003年〜2013年までの生産型式 シートスライド 前輪サスペンション 4輪駆動車 枝フォーク 乗用草刈り機の代表型式と中古・買い取り相場 2016、2017年の生産型式 前輪サスペンション HSTレバーの廃止と再設定 乗用草刈り機の代表型式と中古・買い取り相場 2019、2022年(現行)の生産型式 省エネ対策 4輪駆動車の全車軸サスペンション 代表型式と中古買い取り相場 現行モデル主要諸元 まとめ アテックス、オーレック、キャニコムの価格比較 アテックスの今後 草刈り機の選定、売買方法 アテックス乗用草刈り機の生産型式 アテックスは後輪駆動の刈刃駆動ベルトが座席下についた乗用草刈機「刈馬王」を2005年に新発売し、2013年にフルタイム4輪駆動車を追加しました。 初期モデルの変遷を経て2016年、2017年、2019年、2022年(現行)とモデルチェンジが頻繁に行われてきました。 ここでは年代ごとに刈馬王を解説します。 ◾️2003年~2013年までの生産型式 引用元:アテックスHP 2005年~2013年まで車種を増やしたり改良を重ねたりしながら毎年のようにモデルチェンジが行われてきました。基本的な機能は2013年モデルまでに組み込まれました。 <排塵ファン及びフルオープンカバー> 刈刃カバーのプーリーに排塵用のファンで、草が堆積しやすい刈刃カバー上部の草を吹き飛ばすようになっています。 さらにカバー類がシートごと後方へフルオープンするのでメンテナンスや清掃がしやすくなっています。 <シートスライド> 枝が邪魔になって際まで刈れないことが多々あります。これに対応するためシートが右側へスライドして枝などを避けます。シートスライド機構により、際刈りがしやすくなりました。 <前輪サスペンション> 前車軸はセンターピボット方式ですが、サスペンションがついているので地面からの衝撃を和らげます。 <4輪駆動車> 泥濘や傾斜地でも使えるようにフルタイム4輪駆動車R980Fが2013年に新初売されました。これでラインナップが揃いました。 <枝フォーク> 果樹園でせん定した枝を集めるのに便利な枝フォークがオプション設定さされています。枝フォークは刈馬王にピン一本で脱着ができます。これで、せん定した枝などを集める作業が楽になりました。 <乗用草刈り機の代表型式と中古・買い取り相場> 代表型式はエンジン出力の大きいR980です。生産数が少ないので中古車が出回っていないようで価格相場もありません。    型式...

2024.09.11

キャニコム乗用草刈り機「まさお」歴代モデルの型式一覧と価格

キャニコムは、1995年から乗用草刈り機を販売している製造会社です。 初期のころは後輪駆動の草刈機を果樹農家用に作っていましたが、2001年に業界初の4輪駆動車の販売を開始しました。 それまで果樹農家が主な販売先でしたが、4輪駆動車を武器にレンタル事業者への販売を開始し販路を広げていきました。 現在ではキャニコムの乗用草刈機の主流は4輪駆動車になり、傾斜地などにも使用範囲が広がっています。 本記事では、4輪駆動乗用草刈機の分野で高い評価を受けているキャニコム製乗用草刈機「まさお」について詳しく紹介します。 その歴史や主要なモデル、特徴に加え新車や中古車の価格情報、買取り価格、他社製品との比較など、幅広い視点から「まさお」を検証しています。 草刈機に関心のある方、乗用草刈機の購入を検討している方に向けて、「まさお」の魅力を伝えるとともに、選び方や購入時のポイントを解説します。(注1:記事中のエンジン出力はグロス表示です。)(注2:販売開始、終了年は明確な資料がなくある程度推測に基づいています。) →乗用草刈り機のおすすめは?主要メーカーや特徴 [目次] キャニコム乗用草刈り機「まさお」機種構成 まさおシリーズの販売価格等の諸情報 まとめ キャニコム乗用草刈り機「まさお」機種構成 キャニコムのまさおシリーズは主に刈刃ベルトが座席下にあるシリーズ、F1まさおシリーズ、HEYまさおシリーズ、家族のまさおシリーズ、フルーティーまさおシリーズがあります。ここではシリーズごとに解説します。 ◾️刈刃ベルトが座席下にあるシリーズ   引用元:写真はキャニコムホームページより キャニコムで乗用草刈り機が誕生したころの機種CLM1304~CM1801とCM2205がこのシリーズになります。 その特徴は、刈刃ベルトが他社と同じように座席下にあることと後輪駆動が採用されていることです。 長らくこのシリーズの開発は行われていませんでしたが、草刈機開発の原点に帰って果樹農家向けとして2022年に新機種が開発されました。 それは「リンゴまさお」という愛称にも表れています。 <エンジンバリエーション> エンジンバリエーションは13馬力から始まって最新モデルでは22馬力と出力が大きくなっています。 <刈刃ベルトが座席下に配置されている> 刈刃駆動ベルトはオーレックなど他社と同じように座席下に配置されています。メンテナンス性や刈高さは犠牲になりますが、軽量化や価格に貢献しています。 リンゴまさおでは、ベルト交換のしにくさを改良するためエンジンを持ち上げる機構を採用しました。 注1)CM2101~2104は4WD、4WS、ペダル付き注2)CM2205には走行ペダル付き <乗用草刈機の中古相場と買取価格> 代表的な型式は、CLM1304、CM1801、CM2205となります。 中古の販売価格の相場は市場に状態によってかなり開きがあります。販売中のCM2205を除けば1~30万円くらいまでです。買取価格はおおよそ10万前後です。  型式 販売開始年 販売終了年 E/G出力(PS) CLM1304 1994 2001 13 CM1602 1998 2000 16 CM1603 1999 2001 16 CM1305 1999 2000 13...

2024.09.05

【完全ガイド】オーレック乗用草刈り機ラビットモアの型式・価格一覧

オーレックが草刈り機を最初開発したころは、果樹園での草刈作業を想定していました。しかし、現在では草を刈る場所が公園、河川、近年増えてきた休耕田、空き地、造成地、工場敷地など増加しています。 これは雑草を放置することが景観を損なうことや害虫などの発生を招くためです。また、以前なら刈払い機で行われていた作業がきつい、きたない、きけん、効率が悪いと考えられることも多くなり乗用草刈り機が使用される機会も増えています。 さらに温暖化のため、草の生育する期間が長くなり、成長も速くなって1年で草を刈る回数は増加傾向です。 本記事では、乗用草刈り機の分野で高い評価を受けているオーレック製乗用草刈機「ラビットモア」について詳しく紹介します。 その歴史や主要なモデル、特徴に加え新車や中古車の価格情報、買取り価格、他社製品との比較など、幅広い視点から「オーレックラビットモア」を検証しています。 草刈機に関心のある方、乗用草刈機の購入を検討している方に向けて、「オーレックラビットモア」の魅力を伝えるとともに、選び方や購入時のポイントを解説します。(注:記事中のエンジン出力はグロス表示です) おすすめの乗用草刈機は以下でご紹介! →乗用草刈り機のおすすめは?主要メーカーや特徴 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー [目次] オーレック乗用草刈り機:機種構成 オーレック乗用草刈り機の販売機種:主要緒言・販売価格 まとめ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー オーレック乗用草刈り機:機種構成 RM8シリーズ 引用元:写真はオーレックホームページより 乗用草刈り機が誕生したときからあるRM8シリーズの特徴は、低価格とマニュアルトランスミッションを搭載していることです。 <低価格> シリーズ中で最安値のシリーズで入門機といった位置づけでRM832Gの上位機種RM832との価格差は5万5千円程度です。 エンジン馬力も比較的小さくHSTも採用されていないため最低限の草刈機の機能で構成されています。 <マニュアルトランスミッション搭載> マニュアルトランスミッションを搭載していますので、変速操作はクラッチペダルを強く踏み停止してからレバーを動かして行います。 草の抵抗に合わせて速度調整することが多い草刈作業では、慣れるまでは操作に苦労するかもしれません。 他社にはないシリーズで独自と言えば独自ですが、操作性の悪さを考えるとあまりお勧めできません。 クラッチがベルトテンションなので操作の仕方が悪いとベルトの寿命は短くなりますので注意を要する機種です。 <乗用草刈り機の代表型式と中古・買取相場> 代表的な型式は、RM82、RM80J、RM81A、RM832Gとなります。 中古の販売価格の相場は市場に出回っているものが少ない上に、状態によってかなり開きがあります。 たまにオークションサイトに掲載されていますが、状態のよいもので10万円~30万円です。 トランスミッションの痛み具合は外見からは確認できないので選定が難しいかもしれません。  型式 販売開始年 販売終了年 E/G出力(PS) RM82 1992 1993 9 RM82A 1993 1994 9 RM85A 1994 1994 14 RM82B 1995 1997...

2024.08.15

乗用草刈り機のおすすめは?主要メーカーやそれぞれの特徴をご紹介

乗用草刈り機のおすすめってどれだろう。このようにお考えの方も多いのではないでしょうか。乗用草刈き機にも色んなメーカーや種類がありますよね。 また、乗用草刈き機の特徴も多種多様です。そう考えると結局どれにしようか迷ってしまいます。そこでこの記事では乗用草刈き機の主要メーカーのそれぞれの特徴をまとめてみました。 乗用草刈き機のご購入をお考えの方の一助となれればと思いますので、ぜひ最後まで読んでいただければと思います。 [目次] 乗用草刈り機の特徴について 乗用草刈機の主要メーカーとその特徴 まとめ 乗用草刈り機の特徴について 乗用草刈り機は乗用芝刈り機と同じような形状をしていますが、乗用芝刈り機が芝を刈るために開発されたのに対して、乗用草刈り機は雑草を刈るために開発されました。 乗用草刈り機の特徴は果樹園などの棚下で使うことや傾斜地で使うことを想定しているため、低重心になっていることです。また、刈り取り場所での障害物に刃が当たった時のダメージを軽減するためフリー刃が採用され、刃が摩耗した場合の交換性や経済性を考えて一般的にステーを交換することなく刃のみ交換できます。 性能向上にともなって満足しない機種もありますが一般的には輸送時の利便性を考えて軽トラックで輸送できるようなサイズと重量に設計されています。 海外ではこのサイズの雑草刈機を作っているところはあまりなく、日本で発達した機械です。 使用場所は果樹園が主な場所でしたが、性能や耐久性が向上したことと環境問題に配慮するようになった現在では公園、キャンプ場、河川敷、空き地、休耕田、開発前の造成地など使用場所は広がってきています。 温暖化の影響で草が茂る時期が長くなり、それに伴い草刈り機の稼働時間も長くなる傾向です。 車両性能は高馬力化、高速化、刈幅が広くなる傾向にあり、乗り心地や操作性の向上にも配慮されるようになっています。 乗用草刈機の主要メーカーとその特徴 乗用草刈機の主要メーカーである「オーレック」「キャニコム」「アテックス」の乗用草刈機についてご紹介します。 1)オーレック オーレックは草刈り機の老舗メーカーで多種の草刈り機を開発している企業です。総重量30㎏程度の小型から350㎏程度の中型機を生産されていて、その中の愛称がラビットモアーと呼ばれる乗用草刈機のシリーズは10機種で構成されています。 ラビットモアーシリーズ特徴 1)2輪駆動の機種は7機種と豊富で価格が77万円から120.67万円と入門機から上級機までそろっている。2)他社にはない幹回草刈機がある3)4輪駆動車が一機種設定されている 次に、ハイエンドモデルのRM984Xと最新機種のRMT110と幹周草刈機RMK180Xの詳細をご紹介します。 <RM984X、RMT110、RMK180X主要緒言>  機種 RM984X RMT110 RMK180X 車両重量(kg) 330 310 348 全長(mm) 1930 1895 1895 前幅(mm) 1080 1200 1880 全高(mm) 890 870 900 エンジン出力(PS) 24 18 24 刈幅(mm) 975 1100...

2023.12.02

【徹底解説】クボタトラクターの型式・年式、中古価格、買取りまで全一覧

目次 はじめに クボタトラクターの一覧表(型式、価格、中古・買取り価格) 小型トラクター ブルトラ、Bシリーズ、GBシリーズ、JBシリーズ 中型トラクター Lシリーズ、L1シリーズ、GLシリーズ、KLシリーズ 大型クラス GMシリーズ、MZシリーズ、SMZシリーズ、MRシリーズ まとめ   1.はじめに クボタトラクターの歴史 クボタは、昭和35年に日本で初めてと乗用トラクター「T15型」を発売。これを機にクボタは、日本の農機具界におけるパイオニアとして、次々にトラクターの開発・販売を着手。さらに大きく流れが変わったのは、昭和42年に米国フォード社から小型トラクターのOEM供給の提案があったことで、自社による米国への進出を決断。小型ディーゼルトラクタは大型並みの性能と作業性が評価されて米国市場に定着し、昭和47年には2,000台以上の販売を達成。1984年、クボタのトラクター生産台数は100万台の大台を突破。2000年になるとさらにグローバル化を展開。また、ICT支援システム「クボタスマートアグリシステム(略称:KSAS)」を開発。自動運転トラクターなど、最新の技術会開発を進めている。   2.クボタトラクターの一覧表(型式、価格、中古・買取り価格 今までに販売されているクボタトラクターの年式・型式と販売価格の一覧表を作成しました。さらに、独自の見解ではありますが、私の経験とネットデータから、クボタ中古トラクターの販売価格と、買取り価格の相場を型式一覧表にまとめました。   3. ブルトラ、Bシリーズ、GBシリーズ、JBシリーズ 1970年代に小型四駆、「ブルトラ」B6000を発売、その後3気筒ディーゼルエンジンを搭載したB7001を展開。クボタトラクターの名前を一気に世に知らしめました。その後もブルトラシリーズは進化し、B1500、B1502、B1-15へとモデルチェンジしていきます。昭和のトラクターですが、ヨーロッパやアジアで需要が高く、農機具買取り業者などでは、30年以上経過した今でも、高値で買取りされています。トラクター型式と価格一覧 発売年 型式 馬力 中古価格相場 買取価格相場 1975(昭和50年) B6000 11馬力 6万 3万 1976(昭和51年) B6001 12馬力 8万 4万 1976(昭和51年) B7001 14馬力 11万 6万 1979(昭和54年) B1200 12馬力 15万 8万 1979(昭和54年) B1400 14馬力 16万 9万 1981(昭和56年) B1702...

2023.10.25

手作業用の農具から大型機械まで、農業にかかわる道具一覧

目次 はじめに 農具の種類 手動農具 動力を使った農具 大型農具 まとめ 1. はじめに どんな産業にも専用の道具があるように、農業にも専用の道具があり、これを「農具」と呼びます。農具は、人が効率よく農業を行うために進化してきたもので、それぞれ独特の形があります。 この記事では、農具の種類と使い方について詳しく解説します。 2. 農具の種類 農具は大別すると3種類に分けられます。順を追って解説します。 手動農具 人が手に持って人力で動かすもので、鍬(くわ)、鋤(すき)、鎌(かま)などがあります。 動力を使った農具 電気やガソリン等の燃料を使った農具で、刈払機、チェーンソーなど手に持つものから、脱穀機や精米器など据え置き型の農具があります。 大型農具 人が乗って動かす大型の農具で、トラクター、コンバイン、田植機などが代表的です。 3. 手動農具 鍬 鍬(くわ)は地面を掘り起こす農具で、何種類かに分けられます。棒状の柄の先端に金具がついており、その角度は備中鍬や唐鍬では90度前後ですが、平鍬では45度ほどになります。 備中鍬 フォークのように3本に別れた構造で、振り下ろして地面に突き立て、手前に引き地面を掘り起こします。「三本鍬」とも呼ばれます。 固い土を砕くのに向いており、大型機械がなかった時代の山林開拓、田植え前の水田を掘り起こすのに使用しました。 現代でも、田畑の面積が小さいとき、土を砕くのに使用します。 唐鍬 備中鍬を1枚の鉄板にした構造で、地面に突き立てて土を掘り返します。備中鍬より一度に多くの土をすくうことができ、畑や山林開拓に幅広く使用されます。 たけのこを掘るのにも便利です。 先端が丸いものは「とんび鍬」と呼ばれます。 平鍬 唐鍬より薄く長い鉄板でできており、一度に多くの土を掬い上げるのに向いています。そのため、畑に野菜の種をまくときに細長く土を掘ったり、畝(うね:畑で作物を作るため、直線上に細長く盛り上げた部分)に土寄せをしたりするのに向いています。 また平らな底面を利用し、水田の畦塗りをするのに便利です。 錆びないようにステンレス製の平鍬もあります。 鋤 (すき)は、船をごくときの櫂(かい)に似た形をした農具ですが、今日「鋤」と呼ばれているものは鍬であることが多く、また同じ道具でも地方によって鍬と呼んだり鋤と呼んだりすることがあります。 鎌 草や芝、稲などを刈るのに使います。 刃がプレーンな「刃鎌」、のこぎり状のギザギザがついた「鋸鎌」があり、それぞれ大きさもバリエーションがあります。最も一般的なのは刃鎌の一種である草刈鎌で、丸い断面の柄の先端に、湾曲した三日月状の刃がついています。 切れ味を高めるため、球の一部を切り取ったような三次元の形をしている鎌が多いです。そのため右利き用に作られている鎌を左手に持ち替えても上手く切れません。 大型の鎌は、人の身長に近い長い柄でできており、立った状態で使用します。湾曲度の高い刃は、群生する背の高い雑草などを引き寄せながら効率よく刈るためのものです。 今ではあまり見られなくなった手動農具 次に、機械の普及や耕作スタイルの変化により、今ではあまり見かけなくなった手動農具をご紹介します。昭和中期までは目にしたもので、いずれも人間の知恵と工夫が感じられる興味深い形をしています。 水田中耕除草機 水田中耕除草機(すいでんちゅうこうじょそうき) 田植えした後、水田に生えてくる雑草を取るための農具です。長い2本の柄の先に舟形の囲いがあり、中には回転する鍬状の歯車が前後に2つついています。人力で押したり引いたりして、水中の草を根ごとはぎ取ることで除草します。 犂 犂(すき)は、トラクターが普及する前、牛馬で田畑を耕していた時代に使われていました。...

2023.10.22

農業者のためのSNS活用法~ファンを増やし、販売を伸ばすコツ~

SNSとは「ソーシャルネットワーキングサービス」の略で、facebook、Instagram、LINE、ツイッターXなど、利用者同士がさまざまな形で交流できるWEB会員制サービスのことです。 農業経営においてSNSは、単なるコミュニケーションツールを超え、マーケティング、ブランディング、情報収集、そしてコミュニティー形成のための軸として多岐にわたる役割を果たしており、新しい顧客層を開拓する手段として、また、既存の顧客とのコミュニケーションを深めるツールとして、非常に効果的で今や誰もが当たり前に利用しています。 何より魅力なのが使用料金も基本無料であるということ。 登録さえ済ませば、個人のプロフィールや写真、日記を通して自分の活動を世界に向けて発信することができ、見ず知らずの方々とも交流できるので、スマホ一台あれば、家にいながら友人と交流したり、事業を進めることができるのですが、より多くの人にリーチし、自分のファンを増やすためにはSNSの仕組みを理解し、戦略的に投稿を行う必要があります。 今回はそんなSNSをどのようにすれば農業に有効に活用できるかを考えてみたいと思います。 目次 自分が発信基地に?農業をSNSで発信し、ファンを増やす国内で人気のツール これからSNSを始める人のためのInstagram活用してファンを増やし、販売を伸ばすコツ どんな投稿すれば注目される?注目されやすい農家の投稿6選 まとめ 自分が発信基地に?農業をSNSで発信し、ファンを増やす国内で人気のツール 今や農家さんもまたSNSを通じて、農作業の様子や自分が作った農産物の写真を発信し、顧客の獲得に繋げています。 主要SNSは、LINE、facebook、Instagram、X(Twitter)の四つで、それぞれが特徴を持っております。 LINE(ライン)の特徴【利用者:国内9500万人/全世界1億9900万人】 今や日本においてはLINEで連絡を取り合うのが当たり前になってきているようで、国内利用者数は約9500万人(2023年6月現在)と、日本で普及してるSNSの中で最大の利用者数を誇るツールです。 チャット型の機能がメインであることから、個人間やグループ内の会話が他の人に公開されることがないのがオープン型のSNSとの大きな違いです。 この特徴を活かし、自分たちの事業や商品に関心を示し、レスポンスがあった顧客に対してさまざまな情報を提供して信頼関係を築き、販売に繋げる「ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)」という手法との相性がいいのも特徴で、自らの販路を拡大するためのDRMに活用しやすいと言えます。 Twitter Xの特徴【利用者:国内4500万人/全世界3億3300万人】 LINEについで2番目に利用者の多いSNSで、オーナーのイーロン・マスク氏が主導し、Twitterは2023年に名称を「X」に改めました。 20代の利用が最も多いですが、幅広い年齢層の人々に利用されており、利用者の平均年齢は36歳となっています(2020年12月発表)。 投稿に140字の文字数制限があることで一言からでも気軽に投稿できるという点で、日常のつぶやきから、農作物のプロモーション、農法を伝えるコンテンツまで文字数制限の中で投稿できます。 また、匿名性が強く本名で利用するユーザーが少ないことも特徴の1つで、フォロワーの数が影響力のバロメーターにもなり、記事をリツイートされることで、人から人へ爆発的に拡散されることもあります。 Instagramの特徴【利用者:国内3300万人/全世界10億人】 Instagram(インスタグラム)とは、「Instant Telegram」という言葉を略した造語で、「その場ですぐ発信できる電報のようなサービス」という意味を込めて名付けられた、写真や動画などをメインに投稿できるSNSの1つです。 国内でも非常に人気の高いSNSの1つですが、Twitter Xと比べると拡散性が低い分、アルゴリズムを意識した投稿や、Facebookなど他のSNSとアカウントを連携することで拡散性を高められるSNSで、農業従事者の中でもInstagramを活用して成果を上げている人が多いです。 ユーザーは若干女性が多い傾向がありますが、とくに10~20代の若年層の利用率が高く、10~40代まで幅広く利用され、50代以上のユーザーは少ないのも特徴です。 Facebookの特徴【利用者:国内2600万人/全世界30億3000万人】 ハーバード大学の学生だったマーク・ザッカーバーグによって2004年に運営が開始され、海外でのユーザー数はずば抜けて多いのが特徴で、他のSNSと違って実名登録制のため、実生活に根付きやすく、友人とのコミュニケーションも取りやすいのが特徴です。 ただ、日本国内ではユーザー数が主要なSNSの中で最も少なく、特に10代の利用は至って少ないですが、30~60代の利用率が非常に多いのも特徴で、狙うべきターゲットによっては有効です。 それ以外のSNS 日本でも若者を中心に1700万人が利用する動画投稿サイトTikTokは全世界で10億人が利用していますが、これからは農家も動画の投稿が注目を集めるかもしれません。 またビジネスに特化した登録者数9億5000万人のLinkedInも、日本では300万人が登録するばかりで今ひとつ普及していません。 あと、海外では20億人が利用するWhatsAppも日本ではほとんど利用者がおらず、価値は低いでしょう。 これからSNSを始める人のためのInstagram活用してファンを増やし、販売を伸ばすコツ 近年、SNSの利用が一般的になり、多くの業界でマーケティングやPRの手段として活用されていますが、特に農業の現場でもSNSの活用が進められており、中でもInstagramが注目されています。 フォロワーが1000人を超えるとライトインフルエンサーと呼ばれ、それまでと比べて発信力や影響力がグンと高まります。 これからSNSを始めようとしている農家の皆さんには、写真がメインで、しかも自分のアカウントがInstagramに気に入ってもらえるコツがわかれば確実に露出が増えるInstagramに挑戦するのがおすすめです。 農家がInstagramを活用すべき3つの理由 「農業とインスタ、本当に合うの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。 しかし、次のような理由から、Instagramは農業PRに非常に適しています。 ユーザーが増え続けている 2020年に10億人を突破したユーザーは2021年には12億人を突破し、2025年には14億人を超えると予想されているInstagramは国内でもユーザーが増えていくことが予想されています。 消費者の視覚に訴えることができる 農産物の鮮度や色鮮やかさ、農地の美しい風景など、視覚的に魅力的な要素が多い農業において、Instagramは最適なツールと言えるでしょう。 ショップ機能が搭載されている Instagramの投稿画像に「商品タグ」をつけて、直接ネットショップへのリンクを設定できるので、ユーザーは数タップで商品の購入ページにアクセス可能となり、投稿で紹介された農産物をすぐに購入することができます。 さらに、プロフィール画面の「ショップを見る」ボタンからは、タグ付きの商品を一覧で確認できるため、まるでオンラインショップを閲覧しているような感覚で農産物や関連商品の販売を効果的に促進できます。...